レクチャーのお知らせ

■レクチャーのお知らせ
明日、レクチャーがあります。お時間のあるかた、お越しください。
お見せする怖いものは、今回、最低限にする予定です。
とはいえ、もうこれだけ各種怖いものを見ていると、何が怖くて怖くないのかの目盛りが壊れてもいます。

■心霊写真のBefore/After■
2008.10.10(金)20:00-21:30@MEDIA SHOP
Charge 1,000円(学生)/1,500円(一般)with 1drink
講師:前川修(マエカワ オサム)/神戸大学人文学研究科

心霊写真の「怖さ」の由縁はどこにあるのだろうか?
それは、写真の向こうの幽霊にあるのか、それとも霊の因縁の物語にあるのか?…だが、心霊写真の怖さは実はそうしたところにはない。心霊写真の「かたり」において見逃されている怖さはむしろ、写真の「幽霊的」存在とでもいうべきものなのである。
そしてそれは、写真論の核をなしているのかもしれない。
このレクチャーでは、まず、心霊写真、そして心霊写真映像の系譜をその起源から1970年代までたどり、写真論の核が心霊写真論にあることを確認する。また、現在、異なる装いのもとで新たに姿を現しつつある心霊動画やJホラー、その写真的眼差しを切り出してみたい。
当日は、『心霊写真は語る』(一柳廣孝 編、2004、青弓社)を1割引にて販売します

■のろいのビデオSpecial1とベスト20
 ほんとにあった! 呪いのビデオ Special [VHS]スペシャルシリーズの1作目。内容は、パート2で流れた作業服の男の余波と由縁をさぐるドキュメント、パート1の白い髪の女ビデオを介して感染していくもの、ストーカーが室内に侵入する映像を撮影し探偵に調査を依頼したところそのストーカーはすでに死んでいたというもの、学校の校庭での映像に記録された声と人影の由縁を探る、そのうちスタッフルームも憑かれる感染もの、行方不明の少女がニュース映像にメッセージを残したものなど。このように内容の半分は検証ものであった。霊能力者をともなったスタッフが幽霊屋敷に踏み込み、地元のひと対立するというネタも組み込まれている。どことなく70年代的心霊ドキュメント番組的なものを彷彿とさせる。
 スペシャルはビデオの反響をもとに、そののろいの連鎖をつなぐ蝶番になっている。 
ほんとにあった! 呪いのビデオ 戦慄投稿BEST20 [DVD]。ランキング系の心霊ビデオ投稿集。
…これは出来が悪かった。現在ビデオカメラ映像は、かつての自動機構の写真と同じような地位にあるのだと理解できたのが、唯一の収穫。最後の「砂嵐」だけは少々面白かったのではあるが。