立体映像情報

■立体映像
映画『センター・オブ・ジ・アース』
３Ｄ映画として上映されるらしい。そろそろ各地で上映開始。

フジのステレオデジタルカメラ。
これは来年発売の予定らしい。…ステレオ的なものの周期的な発売とその失墜を目にしているだけに、どちらも確実に資料として収集しておこうと思う。

■入れ子ホラー

　積み残し分、ようやく見通す。これも制作される映画を素材にした入れ子式作品。映画のスタッフ全員が映画のモンスター、フレディに現実の世界で次々と襲われはじめる。このモンスターを封じ込めるには、現実において入れ子にスタッフが入りこみ、それを演じて物語を成就させるしかない、そういう話。
　全体として、テレビや電話という道具立てはいまひとつうまく活用されてはおらず、――私がパート１を忘れてしまっているためか――ほとんど怖くリアルなシーンはない。舌や腕が伸びる、泥水を吐き出す、シーツが引き裂かれる、これはお約束の表現。しかし、最後は物語に閉じて本当にそのまま終わる。この作品が映画内の夢と現実の微妙な境界地帯を売り物にしていたのであるとすれば、今回の映画のその境界地帯にあたる部分が向こう側に閉じてしまっている。そういう意味で少々物足りない作品。