業務


■業務
 コスプレ、漫才(、黒服)の発表を聞く。
 漫才の起源についての質疑応答が少しだけスリリングだった。「〜漫才」、たとえばコント漫才と称されるものが亜漫才とみなされる現在の視点は実はかなり近い過去に創り出された想像の起源かもしれず、純漫才を疑う可能性もあるというやりとり。
 コスプレに関しては、プレイヤーたちの写真に対する態度が、身体、写真の身体、(非)物語世界の身体という3つのフレームを前提にしており、それが一面で摩擦のない表面と自身の自身からの解離と時間的遊離において享受されつつ、他方で摩擦を産出しているという話は、全面的には同意できないものの、写真論としてもたちそうな視点であった。あがっていた下記の本を購入する。
キャラ化するニッポン (講談社現代新書)

■ガイダンス
 でその途中で抜けて、専修ガイダンスを3ラウンドほど話しつつ雑用をこなす。
 現職場では、専修配属が入学9ヵ月後に行われる。専修には人気・定員のばらつきがあるので、学生の希望になるべく沿えるよう、ガイダンスにはじまる段取りが、1ヶ月くらいかけて行われる。ガイダンスでは、各専修3ラウンドに分けて説明をし、実に親切なサービスのはずなのだが、、、1ラウンドしかまわらずあちこちで休憩とっている学生とか、いつもの仲良しの友達とツレ●●のように各説明をまわるという動機の薄い学生とか、多く見かけたので、少しキレてガイダンスする。
 こういうところ、今年は少し幼すぎる。大学生なんだからひとりで行動してほしいもの。

■諸論文
「メディア考古学としての映画研究」を読む。
時間がなかなかとれないので、エルセサーの議論は小分けにして紹介する予定。
ついでにピーター・クレイマー「The Lure of the Big Picture:Film,Television and Hollywood」も引っ張りだす。先の論文と絡み合わせて議論が可能な素材。
テレビが出てきたから映画が云々という単純な話に終わらない話を考案中。