諸々

■困ったときの…
 京大。ポストモダニズム系写真論の部分は終了。さ来週は監視映画について喋ることになった。
 ところで、学生によく入手のきわめて困難な洋書について聞かれることがある。論文ならば欧米の各研究所や図書館が電子化して送付してくれるサービスもあるが、本に関してはなかなか状況がよろしくないらしい。そういう場合には、たとえばBook finder comではアマゾンの古書サービスで日本送付不可能とされたものが、容易に手にはいることが多かったこともある。もちろん値段は確認して注文しないととんでもないものもなかにはある。
 結構これはうちの学生さんは使っているはず。

■沈黙の章
エルセサー『羊たちの沈黙』の章を読みはじめる。フェミニズム映画理論とドゥルーズという組み合わせは当初「?」であったが、説明を読んでいると、段階をおって言わんとする方向は分かってくる。なぜドゥルーズを収斂点とする映画論が健在なのかの理由も含めて。