浮遊、重合
■浮遊、重合
1900年の各種巨大映像投影技術をまとめ、1950年代の巨大スクリーン技術をまとめ、スクリーンの複数化の結節点である1967年のモントリオール万博をまとめている。
現在のスクリーンの複数化とは少々違う文脈で重合化されていったスクリーン、その源が人工島に半ば漂い、重力のない非物質的な建築構造とメディア環境を主張したモントリオール博覧会にあったという話を読む。浮遊し、相互に折り重なり、入れ子になり、拡張していくスクリーン。このいささか楽観的すぎるスクリーンの重合と現在の重合の差異は考えようと思う。ワイド化や高精細化も含めて。
■規律的フレームとしての写真
The Disciplinary Frame: Photographic Truths and the Capture of Meaning
- 作者: John Tagg
- 出版社/メーカー: Univ of Minnesota Pr
- 発売日: 2009/01/28
- メディア: ペーパーバック
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