告知、録音テープ


缶詰マニアックス
な日。それ以上は何もかけない日。

■告知

 いちおう企画に絡んでいるので告知をあげておきます。
 大学院生にリング外で乱闘してもらって、同僚がそれをカウントしてリングアウト勝ち/負けを決めてしまう、そんな会だと理解しています。さしずめコメンテイターは乱入する若松軍団団長みたいなものなのでしょう。知らないけど。
 なお、ポスターの場所「C棟」は「B棟」の誤記ですので修正のうえ、お時間のあるかたはお越しください。

■セクーラ
 ブクローとの対談はそういうわけで今日は休み。
 その代わり、『写真を逆撫ですること』(1984)の序文をざっと訳してしまう。前半は彼が写真を用いて作品を制作することになった文脈や文脈への抵抗が、後半ではここに所収されている各論文の趣旨と同時代の写真論や写真を語る美術の言説への抵抗が書かれている。
 70年代に写真カメラを手にした彼にとって、録音テープも同じような重要性をしめていた。言葉とイメージと音、これが日常の現実の断片を切り出してきて、その主体のあいだの時に逸脱的な葛藤を生じさせていく役割、それがまず出発点にあったことがいまさら分かる。