出張間際

 猛烈に忙しいのだが、2-3月にインフルエンザ対策のために日程が二倍になってしまったので――これはどこでも同様らしいし、インフルエンザに文句は言えないのも同様だろう――、年内に出張に出ることにした。精華大の佐藤氏も参加するシンポにも顔を出しつつ、資料を鬼のように漁ることにした。シンポはこんな内容。つまらなそうだったら、資料漁りに戻る予定。

■業務
昨日は講義、講読、ゼミ、読書会の一日。
講義はバルトのしめ、講読はビル・ニコルズ「サイバネティックの時代の芸術作品」、ゼミはマンガ論のしめ、読書会はベルティング精読。

 バルトの写真論に関しては、枠組みを組み替えて写真と身体をつなぐ言説をきちんと構築する必要がある、ニコルズは図式的でベンヤミンの扱いについては単純だが教科書的なので少しは使えるかもしれない、そんなことをそれぞれ思った。
 マンガ論は、マンガ表現論の系譜をざっと読んだうえで学生にあれこれ紹介してもらうプレゼンだったが、案外面白かった。にしてもアダチミツルがもう数十年も週刊で連載しているっていう事実は驚愕かもしれない。さ来週からは映画論。
 ベルティング読書会は改めて読み直してみると受肉というか身体化という言葉が妙に多いことに気づく。ともあれ事例は多いので、小さな発見はある。