ワイプ、バッチェン

原稿あともう少し。最後に批判めいたものもねじこむ。

■ワイプ
 なぜかワイプ芸というキーワードでとてつもなくアクセスがあった(し、まだある)。ここではなぜそれをワイプというのかということしか書いた覚えはないので、たぶん参考にはならないだろう。ワイプ芸というのは、元来の機能から考えれば機能不全であるワイプの凝固が流用され、入れ子式にプログラムの反応を視覚的に眼の端で雰囲気として感じながらしか当のプログラムを見ることができない、という反省的というよりも中毒的でメディア的な提示と鑑賞様式だということが気になる。レイヤー的と言いかえることもできる。ドリフ大爆笑のおばちゃんの笑いが細分化されて享受されているとも言える。たぶん起源の近くには、スター水泳大会のゲーム中の歌手のワイプとかがあるのかもしれない。知らないけど。
 
■バッチェン来日
 バッチェンが3月末から4月初めにやってくるので、シンポを開催します。
 伊豆フォトミュージアムのこのページをご参照ください
 今月末にもバッチェンを招いて京都で院生中心の研究会もあるはずですので、詳細がきまりましたらまた宣伝します(というか視聴文研のひと、だれか情報よろしく)。