スポポモ

■スポーツ批評のポストモダン
というと何のことかわからないが、当時新たな批評の試みとして開始されたスポーツ批評の例も挙げていく。

私、プロレスの味方です (新風舎文庫)スポーツ批評宣言あるいは運動の擁護

世紀末のプロ野球 (角川文庫)

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プロ野球批評宣言 (新潮文庫)

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サッカー狂い―時間・球体・ゴール

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 当時、こうした試みは、スポーツという近代的制度に、テクスト分析を用いつつ、その身体の逸脱的な過剰さの細部を取り出した試みに考えていた。ただし、問題はある。それは個別の特権的身体を中心としてスポーツというジャンルが依然として動かしがたいものとして残っていたということ。そして当時近代的制度と呼ばれたもの、東西の境界という当時の力学が解消しはじめた時期にあたるため、現在ではさらに考察を補わねばならないことなどがある。