物語と法廷


■物語と法廷
法廷における“現実”の構築―物語としての裁判
も注文。裁判にはいくつかの物語のせめぎ合いがある。
裁判員制度導入以後、冒頭陳述は少なくとも二つ呈示されるし、裁判員による事実認定はこのストーリー形成の説得力に関わっているし、さらには供述調書という奇妙な物語編集、また法廷でのその要約という物語の編集もある。複数の物語がせめぎあいつつ、なおかつ報道において設定される物語の枠組みが加わる。
という関心上、この本も読んでみることにした。