HCD、指紋論
今日はHCD(ホームカミングデイ)の出席で神戸。学生関連委員だから仕方なし。OBや同窓会との結びつきを緊密にするのも今の大学教員の仕事のひとつなのであった…
■授業
一昨日の授業はベンヤミン論を半ばまで進め、学部はソブチャクのスタートレック論の部分を読み進め、院はガニング論文を読み終わる。
院の次のテクストは先に書いたようにクラウス。クラウスのケントリッジ論でもよかったのだがまずは『北海航行記』。
学部は何か一作品を周到に論じた論文か薄い本を考える。BFIかAFIのシリーズを物色する。作品を論じる面白さが最近学生の発表を聞いていてあまり感じられないというのもあり。みっちり観てみっちり論じることにする。
京大の講読はひとまずセクーラを読むことにした。その後はクラウスを読み、さらに余裕があればもう一本アーバス論でも読む。
■指紋論
指紋論が届く。橋本くんに感謝。来週の通勤のおともにする。今指紋的なものと写真的なものをどうクリティカルに考えるのかということを道中考えることにした。
ところでこの著書の装丁のたたずまいは、明らかに指紋を押してもらうスペースを用意しているように思えて仕方がない。押してもらえれば著者捺印をお願いしよう。