シャヴィロとか

韓国近代美術の百年

韓国近代美術の百年

イメージの地層 -ルネサンスの図像文化における奇跡・分身・予言-

イメージの地層 -ルネサンスの図像文化における奇跡・分身・予言-

二冊、お送りいただく。ありがとうございます。

■シャヴィロ本
ブルー・スチール 【HDリマスター版】 [DVD]The Cinematic Body (Theory Out of Bounds)Post-Cinematic Affect
 以前講読でできれば読みたいと思っていたシャヴィロの本をようやく今読み進めている。理論的に詰まっているわけではないが、マーク・ハンセンと同様に、ドゥルーズ的枠組みを流用しながら情動をめぐる論を推し進めようという方向は分かるし、この本の半分はホラー論なので、ひとまず3章まで読んでみることにした。『ブルー・スチール』は未見なので即入手する。
 シャヴィロ、昨年には『ポスト映画的情動』なる本を出版しているらしい。注文しておく。

■ホラー論
後期は授業で潔くホラーづくしで講義することにしたので、ホラー関連文献を根こそぎ読んでいる。
・モドレスキー「快楽の恐怖:現代ホラー映画とポストモダン理論」(1986)
 時代的な落ちどころは分かる論文。ポストモダン理論が依然として高級芸術と大衆文化の対立、後者の前者への感染に対するフォビアを根強く持っていたということ、それに対してゾンビ映画がもっていた微妙で過激な位置というものが強調されていた、と思う。