2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

もろもろ

■ ・季刊『インターコミュニケーション』54号「戦争と平和のメディア」 座談会では、東大情報学環にある戦争ポスター等の資料のデジタル・アーカイヴ化の話がきっかけになって戦争とメディアの諸側面が議論されている。もうひとつの対談が「8月15日」につ…

宙吊り/写真

■知覚の宙吊り―注意、スペクタクル、近代文化作者: ジョナサンクレーリー,Jonathan Crary,岡田温司,大木美智子,石谷治寛,橋本梓出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2005/08/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 37回この商品を含むブログ (47件) を見る クレ…

イメージの前に刻印

■ 「形の回帰」読み終えて翻訳を作成しつつ『刻印』をめくる。 ディディ=ユベルマンの理論的な核となっている本『イメージの前で』にも手をのばしていく。

クイズ・ボックス

■ 『内P』が終了するそうなのでいちおうリンクをはる。 http://www.geocities.jp/masahiror/quiz-box/index.html 授業でも使えそう。使わないけど。■ ディディ=ユベルマン「形の回帰」 これも『ナナフシ』所収のエッセイ。ナヴォーナ広場の年の市から話は始…

醜というお題

■ 科研。今回は醜と排除の美学という題目。案の定会合後に飲んで延々と話をする。 醜という問題設定が、美を対立項とした古典的なシステム内の話なのか、あるいは昨今のおぞましき表象の趣味に対して距離を取るのか取らないのかとか、疑問はいくつか生じる。…

ロスト・イン

■ロスト・インロスト・イン・トランスレーション [DVD]出版社/メーカー: 東北新社発売日: 2004/12/03メディア: DVD購入: 2人 クリック: 114回この商品を含むブログ (593件) を見るツタヤのDISCASで借りたままになっていたのでとりあえず見る。 …別に学…

近いものから遠いものへ

■目に入る虫 ステレオダイアリをアップ。ハエのイメージについてです。 http://homepage1.nifty.com/osamumaekawa/stereodiary79.htm ハエのイメージを調べていて思ったのだが、虫が本のページの間に挟まりへしゃげて成仏した状態で後日発見されることもある…

空港という隙間

■ 校正行為と採点行為。■ コンタクト・イメージを読み返す。これを写真論にどのように導入するかを考える。 とりあえずステレオダイアリを書く。■ 『パリ空港のひとびと』を見終える。 たしかに空港から出てはいるのだが、空港の磁場は消えていない。 写真の…

首のイメージ

■ コンタクト・イメージのページがなぜか尻切れで表示されるので手直ししておきました。URLは2日前のものを参照してください。■ナナフシ 今日はナナフシ読書会。喫茶店を彷徨いコーヒーの青山にて始める。休憩時間に洗礼者聖ヨハネの首切りの話から発展し…

■ 大学へ。ちょうどレポート締め切り日だったのでその受け取りにいったついでに雑用abcを片付ける。雑用bの公開講座のチラシが思っていたより綺麗にできあがっていた。今年は戦後60年というタイトル。10月二週目の週末から3回に分けて行われる。いちおう宣…

諸々

■ 『写真家の眼』(1966)終了。次は『鏡と窓』(1978)か『今日に至るまでの写真』(1989)になる。たぶん前者から手をつける。 そういえば以前、シャーカフスキー(シャーコフスキー)の言説をおさえるべく文献リストをアップしていたことを思い出す。下記…

拡がる染みとしての写真

■ 引き続き翻訳校正作業。シャーカフスキーの言い回しの癖がどうにも厄介である。 とりあえず「物そのもの」から「ディテイル」「フレーム」、「時間」を経て、「ヴァンテージ・ポイント〔写真的視点とでも訳すべきか〕」にたどり着く。もう少し直しを繰り返…

写真家の眼

■ シャーカフスキー(シャーコフスキー)『写真家の眼』のテクスト翻訳校正を始める。■ 雑用関連(公開講座関連)で戦後ものを読みはじめる。例えば戦後の思想空間 (ちくま新書)作者: 大澤真幸出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1998/07メディア: 新書購入: …

感情移入の極

■ 先日送り火の日に飲んでいたらデジオをやってはどうかと知人に言われた。少し考えてみる。ただし、音と文字は根本的に違うところが難儀といえば難儀。というわけでいろいろできる案を考えてみる。 ■ 『女系家族』。なぜか分からないが毎度見てしまっている…

送り火

■ 京都でナナフシ読書会。■ 終わって送り火パーティー。若いひとたちと深夜まで飲む。

ナナフシの恐怖

■ビバリウム 久々にディディ=ユベルマンのナナフシ本。その前にナナフシの生態を調べる。 調べていて買いそびれていた動物の記号論を発見して購入。動物の記号論作者: トマス・A.シービオク出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 1989/07メディア: 単行本購入: 1…

復刻と改訂

■ ウェブサイトphotographers' galleryで最近の復刻版写真集についてのエッセイ(戸田 昌子「復刻版」写真集の表現の技術的側面をめぐって)が掲載されている。安井仲治、細江英公、川田喜久治の復刻ないし改訂写真集についての考察である。写真の評価のシス…

心霊写真と心霊映画

■造形 昨日ようやく集中講義終了。 前回も書いたように3名中1人が講義をしている時には他の担当者はだいたい学生に混じって授業を受けている。そうすると、いろいろとひとの技とかを学ぶことも多い。話題や理論のバトンの受け渡しも毎回実は愉しんでいる。…

ひとばしら

■ 昨日今日、そして明日と造形大のスクーリングをしている。写真は大学の「生命」柱。なかには人柱が入っているという。嘘だが。 今回は精華大の佐藤氏と京大の石田氏と組んで授業をしている。他のコースでもこうした複数名集中講義というのはあるのだが、毎…

ボッグス氏の犯罪?

■ ボッグスのまとめをいちおう終了。 以前は手書きの紙片を使っていたようだが、コピー機やレーザープリンタを経た複製の使用という段階に続き、最近ではネット上でのダウンロードとプリントアウトの推奨によって、作品の完成のための規則はさらに複雑になっ…

昆虫採集的夏

■視覚文化 Iconic Turn. Die neue Macht der Bilder がようやく届く。 ついでに注文したもう一冊ハンス・ベルティング『イメージ-人類学』も届く。Bild-Anthropologie: Entwuerfe fuer eine Bildwissenschaft作者: Hans Belting出版社/メーカー: Fink Wilhel…

編集まとめ文を書き、学生の翻訳に目を通し、集中講義の準備をする。以上で終了。

ステレオ旅行

■ステレオ旅行鞄 取り出したこの木製の鞄。まるでこぶりな旅行鞄なのだが、 開けてみると ステレオ写真とヴューワーの詰め合わせになっている。 限定復刻版ではあるが、もとは1900年ごろのもの。日本の風景を撮影した外国向けのステレオ写真セットである。ス…

■解離解離のポップ・スキル作者: 斎藤環出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2004/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 20回この商品を含むブログ (23件) を見る買い漏らしていたので購入。■古本市 下鴨で納涼古本市が来週開催される。 http://www1.kcn.ne.…

宇宙/戦争

■スピルバーグ―宇宙と戦争の間 (Bamboo mook―クリエイターズ・ファイル)出版社/メーカー: 竹書房発売日: 2005/07メディア: ムック購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (6件) を見る たまたま見かけたので購入。 スピルバーグの異常さは最近だいぶん…

コンタクト・イメージ読了

セミだらけの大学へ。 昼過ぎから読書会。「コンタクト・イメージ」を読了。訳文はもうすぐ本サイトにアップする予定。ディディ特有の捻りの文章は読んでみると面白い。これもステレオダイアリに書いてみようと思う。 夕方から学習院の尼ヶ崎さんとご飯。や…

絵はがきと戦争画

雑誌の仕事の関連で、絵はがき論と戦争画論を読む。 一枚の紙が表と裏という二つの面をもち、それゆえにそれを伏せたり裏返したりするだけで複雑なメッセージのやり取りが生じる絵はがきについての議論。 動かないパノラマと動く挿絵に挟まれて奇妙な本物さ…

壮行会

■壮行会 大学の院生と近所の大学の院生3人がこの夏からフランスに留学するのでその壮行会。はり紙の送別会の文字は、最後まで訂正なし。戻ってこれたら戻ってきてほしい。お土産にシャーカフスキーの『写真家の目』の試訳をもらう。■オクトーバー 引き続き…