2010-01-01から1年間の記事一覧

夏期仕事

昨日は関大非常勤一日目。私大のなかでも広いキャンパスのため、真夏の太陽に焦げそうになりつつ教室へ向かう。神戸とは学生の数自体が違う。蝉の数も多い。 休憩時間中にJホラーの新刊本を門林氏から紹介してもらう。占師でもあるという肩書の著者。いちお…

読書会準備

■フリード文献Why Photography Matters as Art as Never Before作者: Michael Fried出版社/メーカー: Yale University Press発売日: 2008/12/01メディア: ハードカバー購入: 1人 クリック: 26回この商品を含むブログ (6件) を見るフリードの論文を次々と読む…

立命最終

立命最終日。去年からのことだが、15回もの回数授業をするなんて学生時代以来初のこと。写真論のまとめとして心霊映像論をいつもどおりやる。■デリダの写真論Copy, Archive, Signature: A Conversation on Photography作者: Jacques Derrida,Gerhard Richter…

業務あれこれ

神戸今期最終日。明日は立命最終日。そして即座に関大の集中講義…■読書会準備1 読書会のテクスト選定のために、シュピールマン関連の文献を収集。結構、いろいろ書いている。次のサイトを参照、『Convergence』なる雑誌も編集している(http://www.yvonne-s…

校正会

■ 京都の北で校正会一日中。4章と5章を終える。あとは巻末の墓碑銘という短い文章のみ。翻訳につけるあとがきも考えはじめる。 夕刻、共訳者の佐藤氏の学生指導を見まもりつつヘンリー・スミスさんの「都市;歴史、形式、精神」シラバスを拝見。東京映画ゼ…

業務のこり

■業務 学期末であれこれ。 昨日は神戸打ち上げ代わりに飲み、今日は立命の大学院打ち上げで飲む。明日は翻訳校正会。 少々グロッキー。立命の授業も発表シリーズで、スコット・フィッシャーもの、マルヴィルもの、美術における写真もの、ゲームにおける心霊…

X線、シュルレアリスム

立命。院は発表シリーズ。学部は物としての写真。 発表はX線写真について。 聞けば、京大の総合博物館でこれに関する展示(科学技術Xの謎)が行われているようで、さまざまな資料になりそうな気がした。 X線写真ではやはりこれ。最初の3冊をざっと読んだ限…

発表、読書会

神戸。ゼミ発表と夏期読書会の算段など。■業務 発表は学部生がフィッシャー=リヒテを下敷きにしたライブパフォーマンスの議論であり、院生がローゼンバーグ再解釈を中心にした議論だった。 前者は20年代と60年代の演劇のフィードバック回路の中断や偶発性の…

路上関係

The Spaces of the Modern City: Imaginaries, Politics, and Everyday Life (Publications in Partnership with the Shelby Cullom Davis Cen)作者: Gyan Prakash,Kevin Michael Kruse出版社/メーカー: Princeton Univ Pr発売日: 2008/02/22メディア: ペー…

昨日は一日中翻訳校正会をしていた。7月中に決着はつきそうである。■写真空間 4 特集:世界八大写真家論作者: 青弓社編集部出版社/メーカー: 青弓社発売日: 2010/07/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 30回この商品を含むブログ (6件) を見るこちらはも…

ガニングから

■Buster Keaton's Sherlock Jr. (Cambridge Film Handbooks)作者: Andrew Horton出版社/メーカー: Cambridge University Press発売日: 1997/06/13メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログを見るSlapstick Comedy (AFI Film Rea…

■ 立命非常勤。院は『ブレードランナー』の写真表象を論じたソブチャクの議論を紹介し、学部は写真と複製と戦後アートの流れを80年代くらいまで話す。 マニアでもないのだがブレードランナー関連のあれこれの細部に詳しいページなどもついでにあさる。本当…

業務

■中間報告 ゼミで4本発表を聞く。いずれも卒論中間報告。 パサージュ、ロリータ、ティルマンス、ジェフリー・ショーの発表。パサージュは言説としての都市を提示する割には言説分析が疎かなのが残念。文章はこなれている。ロリータは、理論的枠組みをもう少…

写真関係

Materialitaet und Bildlichkeit: Visuelle Artefakte zwischen Aisthesis und Semiosis作者: Marcel Finke,Mark A. Halawa出版社/メーカー: Kulturverlag Kadmos発売日: 2013/02/11メディア: ペーパーバック クリック: 3回この商品を含むブログを見るPhoto …

校正病とか

■校正病 7月の週末は一年かけて翻訳した原稿の校正作業が山ほどあるので、先週末の表象学会は断念。直しはじめると本当にきりがなくなる。4章まで終了。あとはまとめの5章と墓碑銘の部分。 …以前、ヴィジュカルや写真のキーワードを訳していた時には、目…

業務

■業務 非常勤。ボッグス話を終了して、戦後アートと写真の話へ移行する。時間がなかったので最後はウォーホル映像を見せる。アンディ・ウォーホル/コンプリート・ピクチャーズ [DVD]出版社/メーカー: 日本コロムビア発売日: 2004/12/29メディア: DVD購入: 2…

バッタ、分身

昨日は校正1本送付して、また新たな校正稿を受け取りつつ、メディアショップへ。■トークショー終了 昨日のトークショーの様子はここ。お越しいただいた方、ありがとうございました。こうした急のイベントを行うための最適の場所でした。 ■素材 バッタもん撤…

荒川展

■荒川展 昨日は国立国際で荒川展を見学授業したのち、神戸に戻り博士論文報告会、その後は海外に行く院生の壮行会。 荒川展は予想以上に面白かった。同じく会期終了間近のルノワール展の観客もなだれこんできて、とまどっている有様も、コレクションコーナー…

業務、リスト

■業務 今日は立命。院で杉本論と学部で複製論。 久々にボッグス氏の懐かしい映像を見せる。 詳しくは岩井さんのエッセイ「ボッグス氏の犯罪」を参照のこと。紙くず論のひとつだし、最終的にヴィデオにおさめられているフォトコピー段階まで考えれば、紙くず…

〈一〉、転地

■承前 とはいえ、会議まる一日で疲弊しているので明日。 田中論文は、イリイチのヴァナキュラーの規定から、地域固有という意味を超えるヴァナキュラーの政治的次元へ話を進め、複数言語が無境界に結びついている動的なあり方――ヴァナキュラーな言語の通常の…

■ 前回紹介したイベントに合わせて、サイトゼロの諸論文をざざっと読んでいる。全体にヴァナキュラーという語の摩擦が散ってそれぞれに議論の軌道が掘られていて面白い。 浜野論文は、流体写真と写真ダウジングの差異が事前事後の不可視性/可視性という亀裂…

イベントのお知らせ

■お知らせ 来週メディアショップでサイトゼロのイベントを行うことになりました。お時間ある方はご参加ください。 【緊急企画 SITE ZERO/ZERO SITE トークショウ!!】 日時:2010年6月27日(日曜)15:00-18:00 「TALKSHOW『SITE ZERO/ZERO SITE』No.3 「…

業務

■業務 昨日は4つの授業。 朝の授業は映画入門をざっと話して、午後は心霊映像の2008年度までの話、あとはジェンダーと美学のゼミ、最後はモーフィング・ゼミ。狼男とフランケンシュタインのことなどつらつら喋る。■0,5回分の入れ子 心霊映像の入れ子につい…

スナップ、電子の目

■ 倉石さんからお送りいただく。感謝。PGや写真空間誌上で読んでいたものがまとめられており、助かる。スナップショット―写真の輝き作者: 倉石信乃出版社/メーカー: 大修館書店発売日: 2010/06/01メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 32回この商品を含む…

紙くず、並行軌道

■紙くずペーパーコレクション入門―紙くず収集百科作者: 野島寿三郎出版社/メーカー: 日外アソシエーツ発売日: 2003/02/01メディア: 単行本 クリック: 17回この商品を含むブログ (2件) を見る日本の紙クズ―大正・昭和の庶民派レトログラフィックス 野島寿三郎…

変身、蒐集

■変身すること狼男 リミテッド・エディション 〈2枚組〉 [DVD]出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル発売日: 2010/04/02メディア: DVD クリック: 9回この商品を含むブログ (12件) を見るフランケンシュタイン、ドラキュラに比して、狼男論は数が多いの…

モーフィング、監視、遺産

校正1本ようやく終わる。今日は4コマ連続授業。。。そのあと留学生主催の中華鍋パーティーを堪能する。■ソブチャク ソブチャクのぐちゃぐちゃした英語の論文を読みはじめる。内容は身体の現象学を足場にし、デジタル技術的モーフ(ィング)によってそれが…

パズル、かわいい、頭足類

■司会 昨日は美学会に久々にいく。司会も当てられたので言いたいことはもう現場で言ってしまったのであまりいうことはなし。パズル発表はルールと方法の話と芸術とパズルの横断関係がもう少し錯綜した形で組んでしまえるし、そうしないと凡庸な結論にしかな…

市民、報道、パワポ

■ 市民という語が気になり、アステイオンの特集を購入。市民というマジックワード。アステイオン (72) 【特集】なぜいま「市民力」か作者: アステイオン編集委員会出版社/メーカー: CCCメディアハウス発売日: 2010/04/28メディア: 単行本(ソフトカバー)購…

ノート作り

セクーラの身体とアーカイヴ発展版を授業ノート化すべくあれこれ漁っている。生体認証本、どれも画像がぱっとしないもの多し。 書きかけ