2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

使える写真

アマチュア写真論の仕上げ。 たぶんこれはまた新たな話に分岐していくと思う。コダック・ガールとカメラの小人ブローニーは、男子写真に対する別の写真の可能性を示す表象に使えそう。ずいぶん前に注文したuseful photography1が届く。Useful Photography #…

渚写真

海辺でのアマチュア写真家の狼藉三昧の記事を読んでいる。テーマ曲はこれ。渚にまつわるエトセトラアーティスト: PUFFY,井上陽水,奥田民生出版社/メーカー: エピックレコードジャパン発売日: 1997/04/16メディア: CDこの商品を含むブログ (8件) を見るBANG!…

スクラップ

神戸往復。■スクラップ スクラップ本を紹介してもらったのでいちおうあげておきます。注文中。 休憩時間に調べていてスクラップブック本が無数にあることに驚く。 とりあえず歴史を扱ったらしいこの本を注文。 スクラップブック、まるで窓際族の課せられる終…

カメ女

■カメラを持った女 女性アマチュア写真について調べている。 1880年代以降の新たな写真技術によって可能になった広範なアマチュア層、その多くを女性が占めていたということは、どの写真史本でも、正面から論じられることが少ない。唯一、ナオミ・ローゼンブ…

釣ること、打つこと

■釣るか打つか 前述のアマチュア写真運動本を読む。 世紀半ばの紳士アマチュアたちを喩えるのに、フライフィッシングが用いられていたとしたら、世紀末のアマチュアたちの比喩にはクリケットが用いられるようになる。前者は、熟練した、時に自然についての瞑…

小人表象

■ ブローニーについても調べる。1900年発売。 万人が撮影できるカメラの宣伝モチーフとしてコダック・ガールが一方にいたとすれば、子どもでも撮影できる宣伝モチーフとしてブローニーの小人表象が他方にある。それはここで見ることができる。また当時のポス…

デコチョコ

■ヴァナキュラー写真素材 デコチョコ。 プリクラ風の写真包み紙。■ アマチュア関連で次の二冊が予想外に使えそうな資料。ようやく入手。 タイトルの通り、前者はアメリカにおける19世紀末の美的アマチュア写真運動の転換を焦点に、後者は、イギリスの19…

ビトウ

どうでもいいが贅沢微糖CM。 伊藤もデビトゥも遠藤も武藤も川藤も、 おきて破りの杉本(スギモトゥと読む)もでた。なぜに尾藤はでないのか。 少々気になる。■お知らせ 青弓社さんから下記の催し物のお知らせをいただきました。 長谷正人/太田省一/北田暁…

くさる

すでに話題になっているが、いちおうあげておこう。くさるCM。■アマチュア源 アマチュアの語源もさらってみる。 T・W・アトキンソン夫人が夫のタタール調査旅行に随伴した際に記述した言葉が、英語では有名な先行例とされているようである(1863年)。そ…

スナップ・アマチュア・コダックガール

■ニッケル 一昨日あげたSnapshots: The Photography of Everyday Life 1888 to the Presentを入手する。ダグラス・R・ニッケルによる解説。同著者のいくつかの本もそろってきた。 これ以外にフリスやワトキンスについても写真集を編んでいる。 で、その序文…

写真論のネガ

電王が終了。 気になって時々見ていたのは、このシリーズにしては少々異様な設定と鉄道ものであること、記憶や私性の描出が現在的だったことにある。記憶しないことと記憶されないことが救済を導き出すという話。■ (つづき) さらに、――端からそうした行為…

つづき

■ (昨日のつづき) 同じ事態を別の観点から言い直せば、 アマチュア写真家とは、一方で写真産業のプログラム、写真装置のプログラムのなかで、撮影者=機能従事者として、ある一定の可能性のみを反復し、受容者としても同様に反復的な所作に終始するひとび…

ひきつづきアマチュア言説について調べる。 下記のものもひとまず買う。匿名のアマチュア写真家の手による無数の写真の展覧会が最近では美術館で開催されるようになっているという事例のため。こうした図録の編集主体が構想しているアマチュア概念も拾ってお…

業務

■業務したりもする 講義講読講読。いずれも今期最終。 講義はようやく60年代まで終了。原爆表象でしめる。 60年代から70年代、ネヴァダ砂漠での人工的な街、そこでの核実験が生み出した静止の表象が案外、2日前に書いた『10秒間の未来』と酷似していること、…

ポロック具体シネオラマ

会議終わらせて発表演習。今日はポロック、具体、シネオラマ。 ポロックは、芸術実践と、それを語る言説と、政治的実践とその言説、そのレベルが不明瞭につながれていたので、その癒着を剥離するのが急務。 具体は日本での具体言説の単独性を、文脈の中に置…

まだ動いている

雑用を半分すませてようやく本業。■アマチュアそろそろ 写真におけるアマチュアの分岐点を引き続き調べつつ、過去と現在のアマチュア(写真家)概念も調べていく。最近少しだけ流行したアマチュア礼賛でもなく、プロとの二項対立で階層化されたアマチュアで…

雑用

雑用の多すぎる日々。 10ほどの雑用をこなしつつ仕事。■電気映像論 今期の授業は来週が最終回予定なので見せることのできるものをさくさくまとめる。 カタストロフィックな電気的なものの包囲の話の最後を飾る『テルミン』を抜粋。これで戦前までの電気論は…

雑用あれこれしつつ アマチュア写真論を考える。ホネフの作家写真論もいきがかり上、チェックしてみる。 彼が参照にしているのはバザン。これが参照項となりながらアマチュア言説もつむがれる。論としては微妙。■中平映画 以前もここで紹介したが、中平卓馬…

雑用

救命病棟、いちおう今日も開けてAEDの準備もいちおうはしておきます。 たぶん、今日はゾンビ歩きが構内をうろつく、そんな日になるのでしょう。 しつこいけどいちおう挙げておく。で、授業しつつ電極を両手にもつ一日であった。 蘇生させるほどの学生はい…

Sealed Sealing

さらに救急治療仕事。 いやもう手術が終わった患者も何人かいるので、もうそろそろこの仕事も終焉。 とはいえ、いちおう病院の裏口はあけておくので、何かあればよろしく。診ているかぎり全部間にあうので、よろしく仕上げてください。■次々と仕事 もうひと…

ひきつづき救命治療

ひきつづき、救命病棟。 同時に電気映像論。 そしてアマチュア関連。 なおかつ諸々雑用。今年も忙しい。■到着 ミニチュア写真論で未見だった写真集が届く。ついでにもう一冊注文する。Artificial Illuminations (Motta Photography)作者: Olivo Barbieri出版…

お天気カメラ

今週の木曜日に卒論提出なので、 救命病棟24時になっている。たぶん皆さん、いずれも、それほど重症ではなさそう。 今年は裏技は使わないでも大丈夫そうである。■ヤッターマン雲 いちおうここにはようつべの動画はあげないことにしているけれど、 監視映像と…

ワイプ的

ミニチュア写真論はおいておいて、電気映像論のためにテルミンを組み立てる。 で、ぼつぼつ仕事のエンジンをかける。■ワイプという言葉 …とはいえ気になっていたことひとつ。それはワイプ。 ワイプ全盛時代だと思う。映画のショットつなぎがワイプの原義だと…

〜風写真にすること

■○○写真にすること で、昨日挙げたミニチュア風写真の話。肝心のリンクをはるのを忘れていた。言っているサイトはこれ。 倒錯的というべきなのか、ここには何度かの転倒が潜んでいる。 それが面白い、とひとまず言うことができる。 見通しのよいそれほど高く…

かこみ写真

原稿を仕上げにかかる。ほぼ終了。もう一度チェック。■写真の中のかこみ写真 風邪薬エスタックイブの宣伝で、写真の中のまるがこみ写真を素材にしたものがある。 それは「写真の中にいない私」篇、「写真の中に入りたい」篇。 まるかしかくか、それは以前も…

新刊拝受

■新刊紹介芸術展示の現象学作者: 太田喬夫,三木順子出版社/メーカー: 晃洋書房発売日: 2007/12メディア: 単行本 クリック: 20回この商品を含むブログ (2件) を見るポール・セザンヌ「サント・ヴィクトワール山」作者: ゴットフリートベーム,Gottfried Boehm,…

謹賀新年

あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。 いちおうここにも年賀画像をあげておきます。著作権と紙片の限界。 年始に少しだけ挑戦してみる。年末番組について。 つるべの司会ぶりやココリコのMぶりや高田のビンタはさておき。やひー…