2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

小物

神戸会議で夜集中の佐藤氏と同僚で食事。■小物 神戸ドールミュージアムの図録を見せてもらいつつ話。自動機械の話はまたの機会にするとして、人形のオプションとしてのミニチュアの服や鞄や傘などの小物類が異様に細かいことに話が向かう。もちろんこうした…

採点

■ラルティーグ を借り出す。ゴールドバーグの簡単な文章がついているのみ。跳ぶ写真はことのほか多いが、研究としてはいまひとつの感がある。やはりアーカイヴ訪問を含めて長丁場の作業が必要なのかもしれない。■採点 昨年年末に集めたレポート採点をしてい…

裏投

昼採点、夕雑用で、夜飲み会。■バルと裏投げ 表紙だけで即買ってしまう。どうみても裏投げにしか見えなかったため。そしてなぜバルのリーダー本にこの表紙なのかが気になりすぎてしまったため。 それにしてもマイブリッジのおかしさは、書いてみたいテーマの…

注文

■注文 とりあえず注文リスト。 カード写真本と写真ケース本はもの写真論のため、 海外でのJホラー映画紹介は、出版日未定だけどJホラー論の資料のため。 ミーケ・バルとノクリンものは、写真加工論の参照のため。 さらに憑依メディア論はケータイ写真論のた…

科研

■タイタニックの航跡 セクーラの最近―といっても数年前―の仕事であるタイタニックの航跡関連文献を調べている。 Brigitte WerneburgのAt Vigo Bay また、 Herta Wolfの言説性の技術性;セクーラの「写真における交通」の諸問題 も読む。後者は、セクーラの理…

日和

■写真芸 について日本カメラで書いています(目次はここ)。掲載できなかった写真もあったのが心残りです。ぜひ立ち読みしてください。■ひよる その対極にある『カメラ日和』も最新号が出ていた。特集は、「しゃしんの本 1・2・3」。知る見る作るの三段階…

見学

■見学日1 見学で兵庫県美へ。ヴィオラ展。天使ものがなかったのはたしかに残念だし、暗さがいまひとつのところもなきにしもあらずだが、音響はそこそこ頑張っていた。東京の際と同様、映像の速度に同期化していくこちらの身体も含めた、情動が面白い。そし…

内職

会議中にスナイダーの彫刻写真論読了。 スナイダーの議論の核心は1850年代前後で写真のメディアの意味が根本的に変わるということにある。リトグラフなどの印刷メディアに並ぶメディアとしての写真から、現実を写し取る光沢あるメディウムとしての写真へ。そ…

再開

諸々再開。■ラルティーグ考 今度書く論文にラルティーグを盛り込めないか、検討中。全面的にではないにしても、ラルティーグの遅さと速さの奇妙さをどこかに入れたい。というわけでラルティーグ論を探しはじめる。案の定本当にない。どれもベル・エポックを幸…

終了

今日は精華大で授業。 今期はこれで立ち講義の授業は終了。■現代もの写真 というわけで次の原稿。次の次の原稿、次の×3原稿、次の×4原稿、4本を考えはじめる。全部今月から2月まで。■NHK 美の壺 根付 (NHK美の壺)作者: NHK「美の壺」制作班出版社/メーカ…

しめ前しめ

来週はヴィオラ見学なので、今週でいちおう諸授業のしめ。 とはいえ来期にまたつながるものばかり。 明日は精華大で授業します。心霊写真以来の授業。中身はステレオ。■変更 連載のテーマをちょっとした事情で全面的に変更することになった。 音楽の著作権料…

カードとしての写真

雑用1,2,3こなす。 そのひとつ就職ガイダンス3回目も終わる。話を聞いていてなるほどと思う部分もいくつもあった。第一印象が8割というのは私にはつらし。■写真をきることA.A.E. Disderi and the Carte de Visite Portrait Photograph (Yale Publicat…

雑用の盆踊り

諸々雑用をこなす。 ゾンビのひとたちはうまく盆踊りできたのだろうか。→その後確認。ところで箱入りの猫というといつも私はこれを想い出す。猫好きじゃないけれど猫はこういうもの。■立体×2論 彫刻と写真について考えはじめる。 以前入手したこの本 にジョ…

目のギアチェンジ

朝、ホテルの朝食用トレイをもって外を見ていると。いやーんと叫びながら全身黄タイツのトラ仕様のおかまさんが目の前をかけていった。さすが新宿。すっかり目が覚める。 ■目のギアと鉛筆 ステレオターボのかかったまま、鎌倉に向かう。畠山さんの展覧会に行…

ステレオという虹

■虹 PGレクチャー終了。 今回もさまざまな方に参加していただきました。受講してくださった方、ありがとうございました。そして、企画にあたったスタッフの方々、ヴューアーを作ってくれた方々、司会をつとめてくれた方に感謝しきりです。 また、機会があ…

畠山展

忙しいと自分自身がステレオ視できないかと思ってしまう。■レクチャー告知 レクチャーが明日あります。内容は数日前の欄にあります。 呼び物は、先日購入したラルティーグのステレオ写真100枚&スコープつきセットです。現在予約の余地があるかは分かりませ…

ゾンビのごとく

■業務 神戸。授業3つ。4つめの授業は皆体調悪く世間話をして終了。午前ステレオ話冒頭をして、午後マンガの歴史の中で大友について少しだけしゃべり、講読で映画の物語の語りについて読む。そんな一日。 研究室にあったステレオ写真資料、これを最後に持ち…

新年会

神戸。会議。新年会。英語版心霊映像論が実現するような運びになる。詳しくはまだ分からないが。■怯える 左は古澤監督作品。手に入るものから見ていこう。ひとまず予約。最初期の『怯える』はどこかで見ることはできないものか。週末東京に行くので見せても…

ギクシャクするステレオ

こんなのも買う。平行法トレーニング用の穴あきステレオグラムつき。 ■失恋と剥がれること ようやく購入。ステレオ巨人対談(細馬氏×赤瀬川氏)。冒頭のUFO話、心霊写真も実はそうなのです。「失恋してぼーっとしている時が、平行法を成功させるチャンスです…

ちょっと×2の立体

■ちょっと×立体 やはりこれはちょっとふざけすぎか。。。 ちょっとだけ立体になって、一枚でもちょっと立体になったりする。 マナカナでもおすピーでもやってみたが、やはりこのDVDパッケージが極上。■エッジの二乗 ステレオ写真集の海外版をめくっていると…

ステレオ準備

■準備 レクチャー準備。スキャン、貼りあわせで数百の画像をまとめる。 例えばこんな感じでカイザーパノラマの説明の一枚。そしてアンダーウッド&アンダーウッドのトラベルシステム説明の一枚。 そんなこんなで今70枚。で、原稿は実はまだ。こんな作りこみ…

ステレオ・スキャン

一日100枚ステレオ写真をスキャンしている日々。■ステレオ師としてのラルティーグ ラルティーグのステレオ写真を眺めていると、10歳にも満たない時から成人した頃まで撮り続けられた写真、ステレオでは見ていなかったその有名な写真のことごとくが、ステレオ…

ベル系・エロ・地理・星・壁紙

■電話うた ベル系 昨日細馬さんと写真うた&電話うた話をしていたら、電話には前倒しのコミュニケーションがあるという話題にもいきつく。例えば80年代の薬師丸『あなたを・もっと・知りたくて』。たしか電話会社のCMソングにもなっていたはず。 歌詞はこ…

ステレオナイト

■電話うた 消耗編 久しぶりに授業用に学生がくれた電話うたCDを聴く。 まずモリタカ『電話』。この鼻の詰まった猫なで声でこの歌。歌詞はここ。 浜アユappearsでも述べたが、電話うたにはかかってくるのこないのという神経消耗戦的な要素が濃い。しかしと…

替え歌CM

■気になるCM 南天のど飴のCMの替え歌シリーズのひとつ。 主婦道子ののどあれ哀歌編は心霊映像テイスト溢れる一本。あの歌をここまで替え歌にしたのも驚き。これにたいしてダイハツMIRAカスタムのCM。演じるふたりは『誰も知らない』のふたり…「ちょっ…

ヴューアー本

ステレオ写真50枚スキャンして京都。 新年会で心霊写真に関心をもつNYの研究者を紹介してもらう。 ほぼ関心が重なり合うので、英語版も時間があれば考えてみよう。Stereoscopes: The First One Hundred Years作者: Paul Wing出版社/メーカー: Transition P…

謹賀新年

あけましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いいたします。■ステレオの快楽 次はステレオ写真論。コレクターの自慢大会みたいな本や無時間的な解説は多い。 これもその一種には違いないが、データや分類がいちおうついていて参照資料になる。 いず…