2009-01-01から1年間の記事一覧

業務、呪怨

業務つづき。 ■業務 水曜は、具体、岩井俊二、中村不折、池田亮司の発表を次々と聞いてコメント。いずれもまだまだ。もちろん面白いものはいくつかあるが。木曜は衣笠。ステレオ写真の後半を喋る。静止しているのに狂おしいほどに運動する写真なのに、学生の…

ポスト、メディア

■学会 今日も表象の学会。 メディアのパネル、瞬間のパネル、身体のパネルをのぞく。メディアのパネルは、こちらでも近いうちに仕事があるので参考になった。石田さんのテクスチュア話は、僕ももう少し考えてみたい。中身のないひとでも中身のあるひとでもな…

学会、未来派講演

学会で造形大。イタリアから来ているルイゼッティ氏に紹介してもらう。 17日にブラガーリアなどの話をレクチャーしてくれる模様。以下情報を貼り付けておきます。 特別講義:フェデリコ・ルイゼッティ「生者の亡霊 —ブラガリアの未来派フォトディナミズモ」.…

ミイラサイト

翻訳を本文のみ仕上げる。もう少し。 これが終われば、3つ仕事を挟んで、あと2つ翻訳がある。■ミイラ作り ミイラの作成方法を調べる。 ミイラ作成サイトもあるようだ(たとえばこことかここ)。

マイケル、死

■マイケル 業務。一年生授業で写真について喋り、講読でバザンのミイラコンプレックスについてさらに喋り、入門ゼミでキッチュの現象学を紹介する。立ち講義では、マイケル・ジャクソンの死について、授業冒頭でざっと喋る。 ポップ・スターとしての彼が、メ…

ステレオ、死

衣笠の日。ステレオの日だったので各種スコープやヴューアーを見せつつ6合目まで喋る。 次回は再来週に続きを話す。そしてヴァナキュラー写真論へ。■ステレオ視で死を視ること 手持ちのステレオ・ヴューアーを磨きつつ、見逃したステレオ写真をあれこれ見て…

アメリカ写真、自然保護

神戸。昼、笑顔の集合写真の後、会議会議会議会議会議。 6時間経って笑顔はとっくに消えさっているのであった。 ■新刊現代アメリカ写真を読む―デモクラシーの眺望 (写真叢書)作者: 日高優出版社/メーカー: 青弓社発売日: 2009/06/01メディア: 単行本購入: 2…

心霊、終了

衣笠の日。 心霊映像論第二回。どうやら素材が膨らみすぎてすべてを話しきるには3回分必要だということに気づく。とはいえ、今回で終了。にしても最近はこういう関連の話は気を遣う。

お化け屋敷の心理学

神戸で夜まで授業。院生たちがコンカツに出かけるのを見送る。■怖さのノウハウ お化け屋敷のプロデューサーによる本。あくまでも怖がらせる空間的演出の仕掛けを心理学的図式で解説した本。とはいえ実際のノウハウのみ。

心霊写真、剥製術

■3割り増し 衣笠の日。 ようやく心霊写真論を始める。今回は20世紀初頭まで。 ついでに最近翻訳の出たハーヴェイの本『心霊写真―メディアとスピリチュアル』もさらっと読むが、固有名の面など、翻訳はもう少し時間をかけてもいいかなと思う。 冒頭に見せた…

おじさま、ニューメディア

大学。会議。■おじさまたち 栃木県の美術館のこの展覧会チラシを見て暫し笑う。 怪男廿撰〜近代日本画のあやしくステキなおじさまたち〜そうか。おじさまたちなのだ。■ニューメディア 読んでおかねばと思っていた下記も届く。手際よくメディアアートの代表的…

ヴァナキュラー、モダニズム

神戸。シャーマン残りとデュエイン・マイケルズ少々、モダンの美学の成立、フューチャーシネマの現代映画実践との距離、などなどについて一日喋る。 翻訳仕事の3つのうちのひとつのために、ゲーリーの映画も取り寄せることにする。スケッチ・オブ・フランク…

肌理、写真

ゼミ会議コンパ。 ディオールとデジャヴ。 ■ 『包まれるヒト―“環境”の存在論 (シリーズ ヒトの科学 4)』 カルティエ=ブレッソン的な写真に対してニューカラー的な写真を対置させる。後者の撮影者の環境のなかでのありかたを――たしかに写真は瞬間へと凝結さ…

映像学会、エイクリー

今日から名古屋で映像学会。 ■映像学会 ドーンの講演を聞く。スチュアートやロバート・モリスからバラージュ、ドゥルーズへと話が広がっていき、やがて途中のレヴィナスが出た後あたりから、何となく大まかに映画へとまとまっていく話だった。クローズアップ…

業務

神戸の日。シャーマンをざっと説明し、美的モダンの諸議論の入門を話し、フューチャーシネマの13カテゴリーを経て現代映画文化の諸特徴のさわりまで喋る。■ジオラマ、ハリーハウゼン 先日挙げた本の中で自然史博物館の論として爆発的に面白かったのは、『モ…

等身大コピー、形見

衣笠の日。聖骸布の等身大コピーを見せつつバルト後半。関連する新刊として岡田さんの本を挙げておく。キリストの身体―血と肉と愛の傷 (中公新書)作者: 岡田温司出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2009/05/01メディア: 新書購入: 6人 クリック: 26回この…

驚異の部屋、ヴァナ本

会議会議会議。合間に小会議、と定足数が別の会議でたりないと言われ、走る日。 ■驚異の部屋 (集英社新書)" title="愉悦の蒐集 ヴンダーカンマーの謎 (集英社新書)" class="asin"> 自然史博物館のあれこれの関連で簡単なヴンダーカマー本も通読。愉悦の…はこ…

物質性あれこれ

■美学、物質性、心霊 文献あれこれ。 あまりチェックしてこなかったランシエールの本も英訳が増えてきたので見繕う。 物質文化研究についても、マテリアリティの概念自体の捉えなおしが必要なのでいくつか参考書を紹介してもらい購入。 マテリアリティ自体が…

自然史、カメラ

■自然史博物館 アメリカ自然史博物館の本を読みつつ、関連資料を集めている。 自然史博物館の「ジオラマ」では剥製とディオラマとパノラマが混ざり合う。その作成方法の詳細が『Windows on Nature』で記述されている。もちろん入門的なものではある。関連商…

HRC、バルト

■マスク ここしばらく日常的光景になっている街中のマスクの群れを見て、ふとHRC「首都圏清掃整理促進運動」を調べる。参考資料はこれ。 ■バルト入門 衣笠の日。 ソシュールをもういちど入り口にしてバルトの写真論前半をようやく終える。来週は『明るい部屋…

写真空間3

極端で過剰な現象だと思うのだが、近辺ではマスクが入手不可能になっている。 いろいろあれこれ滞りそうで少々厄介。■書籍いろいろ [rakuten:book:13189836:detail] が出ました。いつものごとく少しだけ書いています。入門的なセクーラのまとめ。評判がよさ…

ヴィデオ展、飲む反復

東での学会が終わって戻ってくると職場が休講措置になっていた。■ヴィデオアート展 東京の近美で開催されていた『ヴィデオを待ちながら』に行く。会場の様子はようつべでもあがっているので、近美のページで調べてください。展覧会カタログはヴィデオカセッ…

引越し家系、記号絡み

■衣笠 衣笠の日。ようやく写真の記号論の入り口まで。 構造主義の言語学や記号論の入門書は数々出ているので、何でもいいので学生は読んでほしい。 たとえばこれとかあれとかそれとかの本を挙げておく。言葉とは何か作者: 丸山圭三郎出版社/メーカー: 夏目書…

業務他

ゼミ。ショックとアルトーとモリス。 あらためてイメージの人類学関係を読んでみることにした。案外、写真に関する議論が繰り返し登場するにもかかわらず、なぜか写真論としては十分に扱われてはいない気もする。 昨年創刊した『写真と文化』も気づくとたま…

似る、見る

■新刊 フォトグラファーズ・ギャラリーから第8号を送っていただく。特集は田本研造。写真496点掲載。とてつもない分厚さである。 港氏の疋田豊治写真群論、橋本氏のデュディ=ユベルマン『接触による類似』をめぐる論、甲斐氏のクリストファー・フィリップ…

逃げ去る、すりぬける

衣笠の日。 結局連休はむなしく流れていってしまったのであった。■写真家ものあれこれ ザンダーの紹介をざっとする。ついでに顔の凝集という30年代の問題も触れておく。 撮影法から当時のケルン近郊の様子まで結構よく作られたDVDがこれ。『アウグスト・ザン…

溺死、等身大

こどもの日。 テレビのインタヴューで、大きくなったらなんになると聞かれた子どもが「EXILE!」と答えていた。エグザイルは職業らしいのであった。■仕事 連休はほとんど、遅れている翻訳を次々と校正している。バヤールの《溺死体》関連本を捜索。この写真…

スミッソン、ブラッサイ

■スミッソン、ブラッサイ オーウェンスがその議論の後半で参照するのは、スミッソンである。彼はスミッソンの作品を、ただ事後の記録としての写真とその現実という語りではなく、最初から表象と現実の複雑な入れ子関係から議論する。写真作品はたとえばここ…

人形、着倒れ

衣笠の日。ようやくコピー話が終わる。次はバルト話。■シャーマン、人形 シャーマンの映画『オフィスキラー』もついでに注文しておく。再来週には神戸でもう一度シャーマン話をロングバージョンでする。いまさら、、、だがよく見渡すと写真論として議論して…

人形、サイボーグ

神戸の日。講義は写真のコピー概念から始め、講読は『Future Cinema』を読みはじめる。 ■人形、サイボーグゴーダ哲学堂空気人形 (ビッグコミックススペシャル)作者: 業田良家出版社/メーカー: 小学館発売日: 2000/02/01メディア: コミック購入: 4人 クリック…