母物とホラー

□写真「メディア」The Media of Photography (Journal of Aesthetics and Art Criticism)作者: Diarmuid Costello,Dominic McIver Lopes出版社/メーカー: Wiley-Blackwell発売日: 2012/03/07メディア: ペーパーバック クリック: 8回この商品を含むブログを見…

あれこれ

■研究会 マンガをテーマにした視聴覚文化研究会に参加。結局、マンガの情動モード作用に相応しいクリティカル・ポイントを探り外に開くにはどうするかということ、散漫なヴァナキュラーなテクノロジーとしての漫画、複数形としての漫画などがひとまずキーワ…

パリに唐突にやってきてもう明日帰る弾丸出張。 ジュ・ド・ポームのアイ・ウェイ・ウェイ展がなかなかの賑わいだった。初期のNYなどでの芸術家達の写真から、北京の近代化にともない旧い町並みが根こそぎ解体される写真、ドクメンタでの無茶なプロジェクト、…

諸×2

ようやく29本目の博論が諸々終わり、レポート60本ほど読み終えてだいたい整理終える。明日に向けてもう一本ラストの30本目を読みはじめる。■タイムマシン 各所でお知らせがあったのでここには告知しなかったが11日はタイムマシン研究会に参加した。メディア…

女子女装コスプレコスメ本

■ 30本中28本まで読む。この間、少しだけ気になった未読の本をメモしておく。 テクノゴシック作者: 小谷真理出版社/メーカー: ホーム社発売日: 2005/08/26メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 35回この商品を含むブログ (30件) を見る死想の血統 ゴシック・…

22本終了。あと8本。 卒論はやはり早くから真剣に集中的に取り組み、校正行為を繰り返しているかどうかで雲泥の差がある。にしても未校正の文章を補いながら読むのはこの時期辛い。■富士幻景―近代日本と富士の病 (Visions of Fuji: An Incurable Malady of M…

30

あちこちの査読を引き受け、この間に出た卒論修士論文、はたまた博士論文、合計したら30本になったのであった…。もう少し手分けできないものか。■ 中国映画の議論がもう少し知りたいのだが、中国語を相変わらず読めないこともあり、留学生に聞きつつリストを…

■ゾンビーノ ゾンビものの第二次段階を集めることにした。ゾンビーノ デラックス版 [DVD]出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント発売日: 2008/04/23メディア: DVD クリック: 78回この商品を含むブログ (62件) を見る 来期のホラー続編授業のため。…

参考文献メモ

■参考文献 以下覚書。 ゼミでできはよくなかったがヒーロー論の今昔をやっている子がいた時にいくつか思い付いた参考書。仮面ライダーの現在をあげるまでもなく、構造ばかりが際立つ現在のヒーロー問題。 映画の中の女と男―アメリカ映画のジェンダー表象作者…

開始

京都の某国立大は4日に授業開始だし、某私大は6日だし、ちょっと常軌を逸している。授業回数によってことが上達するものとそうでないものがある。そういう当たり前のことも言ってみる。ひとまず授業はするけれど。。。■展覧会 神戸の院生とも親交のある水…

挨拶

あけましておめでとうございます。月並みですが今年もよろしくお願いします。 正月にあげる書評原稿1本、間もなくあげます。また、1月中に某科研原稿は何とかあげます。同様に、某シンポの原稿も何とかし、某学会のまえがき原稿も月末までには何とかするは…

年末巡業

■ 年末の九州シリーズ開始。早速30分新幹線が遅れて滑り込む。ともかく、、、こちらについての予備知識のない学生に話をする、しかも毎週の講義のように醸成する間はない授業というのは、興行のようでなかなか緊張するのであった。■ ・・・でもそれは、たとえ近…

ホラー、指紋

Cinema and Experience (Weimar and Now: German Cultural Criticism)作者: Hansen出版社/メーカー: University of California Press発売日: 2017/11/24メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログを見る ベンヤミンやクラカウア…

次々と関連書が届く。どうやら今期ではおさまらないので来期にもこれで話を続けていくことになりそう。とりあえず12月には『ハロウィン』の反復とフレームとシネスコ的画角の文法の話をホラーの恐怖と快楽に絡めて話をすることになりそうである。1月はフーパ…

Games of Terror: Halloween, Friday the 13th, and the Films of the Stalker Cycle作者: Vera Dika出版社/メーカー: Fairleigh Dickinson Univ Pr発売日: 1990/10/01メディア: ハードカバー クリック: 2回この商品を含むブログを見る スラッシャーもののサ…

おかげさまで

…というわけで無事誕生しました。母子ともに健康です。周囲の皆さんにはご心配をおかけしました。柄ではないのですが一枚だけ画像をアップしておきます。 以上ここでも報告です。

that is this

いわゆるあれがこれな事態(スミマセン)であり、それで、そろそろあれなためスクランブル態勢になり、諸々イベント参加できずじまいですみません。■母娘考 この間読んでいるのはこれ。考えてみなければいけない近くて遠い問題としてずっと気になっていた問…

研究会

■研究会 去年はゲーム大会でしたが今年は脳大会だそうです。発表要旨やチラシなどはここにあります。 研究フォーラム「脳/美学―脳科学のイメージ(論)」日時・場所 時間:2011年11月19日(土)13時~ (聴講無料・来聴自由) 場所:神戸大学 文学部A棟1階 …

身体、皮膚

映画の身体論 (映画学叢書)作者: 加藤幹郎,塚田幸光出版社/メーカー: ミネルヴァ書房発売日: 2011/10/20メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 48回この商品を含むブログ (3件) を見る関大の堀さんと、私と同職場の山本さんからお送りいただく。感謝です。Ski…

仙台3日目

■泥と写真 学会で仙台に行ったので、3日目の午前は少しだけサボって、小学校の体育館で行われているそうな写真を救済するプロジェクトのお手伝いに少しだけ参加する。情報を提供してくれた林田くんやレンタカーですいすいナビゲートしてくれたうちの院生た…

準備

■仕事 講義講読講読。講義はエルム街…冒頭を見せて無理だったら登録しないように説き、英語講読は『ブルースチール』を見せつつシャヴィロ話をし、独講読はやさしく基本から話をする。これは人形写真論。 ■準備 ホラーがいくつか届く。もうあきらめて全部研…

準備

■ ロビン・ウッド「アメリカのホラー映画」 ももう一度読んでおく。『悪魔のいけにえ』評価がもの凄く高く、『ハロウィン』の評価が低すぎる論。ついでに『エイリアン』もクソミソ反動映画と言われてしまうのである。この図式がまずは叩いてしまう台としてあ…

準備

■ を見直しはじめる。前者はなつかしいがたしかに視点とフレームの文法が何段階かに構造化されていてよくできている。後者は、これとは全く違う匂いと温度の肌理。これは授業で見せるのは無理かもしれない。でも実際には、血が飛び散ったり内臓が飛び出した…

準備

■Slasher スプラッター/スラッシャー映画論もいくつか消化すべく取りそろえ、読む。いまさらながらの気はするが、現在の前段階としてひとまずおさえる必要はある。 ・スティーヴ・二ール「ハロウィン:サスペンス、攻撃、視」 ・バーバラ・クリード「クリス…

準備

■ベルメール本 以前も挙げたが、今回ドイツ語講読でセレクト。ひとまず序論をざっと読む。ベルメールについては先行研究のざっくりしたまとめがある。図版が小さいので写真集も漁る。■シャヴィロ論文 Film Philosophy誌掲載(2010年)のシャヴィロ論文「ポス…

ロメロとか

■ 夏季読書会最終日。結局『シネマ1』の後半に入るぐらいまで終える。続きは年末か年始か2,3月かに継続する予定。GDの議論を、広範な映像メディアのそれぞれのシステムに対して楔を打ち込み展開するツールにするのが課題。■新刊 中古市場で値上がりして…

シャヴィロとか

韓国近代美術の百年作者: 金英那,神林恒道出版社/メーカー: 三元社発売日: 2011/08/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見るイメージの地層 -ルネサンスの図像文化における奇跡・分身・予言-作者: 水野千依出版社/メーカー: 名古…

北京シンポ

今北京にいる。 北京外国語大学で日本のサブカルと現代の中国との対話という国際シンポでコメントをすることに急遽決まったのであった。なんで私なのかわからなかったが(そういう科研に属しているから半分は分かるけど)ともかく参加した。ついでに大学説明…

依然、雑用の波。■美学本 どちらも未見だが内容を漏れ聞くとよさそうなので注文。「美学」の本はたくさんあるし、美学的思考の歴史的意義は確認できるのだが、なかなか現在の言説空間を切り裂く通路となる本がないから。■楳図論 現在の恐怖マンガもあれこれ…

この間、仕事の山をこなしていた。 前期授業は来週水曜でようやく終わる。拡張論文の紹介はもう少ししてから書きます。・捕捉 教養の授業で最後に紹介した本はこれ。 さらに、視覚的隠喩についての議論はこれも参照してほしい。 最初に挙げた本のCMの章。…